『尖閣防衛戦争論』
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〔副題〕 緊急提言
〔著者〕 中川八洋(筑波大学名誉教授)
〔シリーズ〕 -
〔出版社〕 PHP研究所
〔発行年〕 2013-07-04
〔ページ〕 246頁
〔ISBN等〕 978-4-569-81277-9
〔価格〕 定価:1,500円(税別)(総計1575円)
〔箱・帯〕 箱:なし 帯:あり
〔体裁〕 四六判 19.0cm×13.0cm ソフトカバー
〔図表〕 あり
〔注記〕 -
〔分類〕 図書
〔備考〕 -
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目次
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はじめに 1
日出づる国から日の歿する国へ、尖閣死守を宣言する
目次 10
第一部 “風前の灯” 尖閣を守れるか、非常事態の日本
第一章 “全地球の大中華〔パックス・シニカ〕=世界覇権”をめざす中国 20
中国の本姿を直視できない日本人 20
「第一列島線」と「第二列島線」 22
太平洋の分割は、中国の野望の第一段階 26
核戦力大増強と一体化した海軍力増強 30
「ルソー/マルクス→レーニン/スターリン」+秦の始皇帝=毛沢東 31
尖閣諸島への中国の侵攻は自明、沖縄占領すら時間の問題 35
一九九五年のフィリピン侵略も等閑視した日本政府 37
中国はなぜ公然・漁船で日本の領海への侵入を繰り返すのか 39
擬装漁民の上陸、その後、海軍部隊の総攻撃 44
第二章 尖閣諸島をただちに要塞化せよ 49
尖閣防衛論を封殺する「極左のズラシ検閲」「民族系のズラシ言論」 49
日本の核武装論の多くは、「尖閣」防衛を妨害するための対日情報工作 51
幼児的な“甘え”が国防を毀損する 55
蒋介石の金門・馬祖島防衛戦から何を学ぶか 57
中国の「北海艦隊」を殲滅せよ 59
海兵隊と上陸作戦空母をただちに創設・建造しなければ、日本は危うい 63
スペインの「ファン・カルロスI世」級か、米国の「ワスプ」級か 64
陸自の西部方面普通科連隊を核に日本初の海兵隊を編成せよ 70
第三章 自衛隊法の全面改正なしには、尖閣の喪失は不可避 74
“平時の国防”と“戦時の国防” 74
“平時の領域保全”を放念した、「第九条を改正せよ!」の奇声 78
国会議員のほぼ全員が、尖閣諸島の危機に無関心 80
巡視船には、領海侵犯の外国公船を排除する権能がない 84
空自はなぜ「領空侵犯」対処を完遂できないのか 87
陸自が領土侵犯対処できる条文追加も忘れるな 91
自衛隊を準・警察から、準・軍隊に正常化せよ 94
第四章 対中「尖閣」限定戦争の準備を急げ! 98
「スプラトリー(南沙)諸島海戦」から何も学ばなかった日本 98
南シナ海すべてを睨む、中国の“不沈空母”永興島 101
中国の空母を軽視する油断と無知 104
海自は、中国公船に対する「船体射撃」「撃沈」をためらうな 106
台湾とわが尖閣は運命共同体 110
マッキンダー地政学の逆活用で“世界の覇権国”へと突き進む中国 113
第五章 ロシアとシナを「分断」し「封じ込め」、そして「包囲」せよ 119
日清戦争の英雄を忘れた日本人 119
アジアの平和に直結した日清戦争・日露戦争 123
アジアの安定と平和のための三条件 125
中国は、日本に「内戦代行代金」三〇〇兆円を即刻支払え! 126
習近平よ、靖国神社に「真榊」を奉納せよ! 131
モンゴルからのロシア・シナ勢力排除、「日米英」共同のアジア秩序構築 133
善のアングロ・サクソンと悪のロシア/シナ 137
日印海軍同盟こそ、対シナ“包囲”の第一歩 139
阿片戦争はアジアに裨益、アロー戦争はアジアを毀損 142
日豪海軍同盟が、日本の「対中」拒否力を倍加する 145
第二部 “赤い工作員”孫崎 享の解剖
第六章 中国の尖閣侵攻を手引きする嘘宣伝〔プロパガンダ〕
尖閣諸島を護るための三条件 149
尖閣諸島を中国に貢ぐ“工作員”たち 151
「尖閣諸島を捨てろ!」と宣伝する、“売国奴”四人組 152
“詭弁が巧みな赤い工作員”五百旗頭真 154
蒙古襲来に防備専一の北条時宗こそ鑑 156
日米同盟「有害」論の、簡単きわまるトリック 158
尖閣諸島を中国に貢ぐための犯罪的な嘘 159
国際法を無視する“赤色の野蛮人” 163
外務省は、園田直・鄧小平「尖閣密約」を公表せよ 165
「次世代か、次々世代の日本政府が尖閣諸島を中国に渡す、と約束せよ」 166
軍事的な実効支配と観光地化 169
第七章 虚言と脅迫を駆使する恐怖の煽動術 173
“日米同盟つぶし”のための転倒プロパガンダ 173
すべて嘘、嘘、嘘の洪水 176
米国の“核の傘”への信頼を破壊する嘘話 178
尖閣の軍事要塞化を妨害する“悪意の嘘” 182
抱腹絶倒の超デタラメ「米中軍事ギャップ」 184
信頼できる米国。信頼できる日米安保条約 186
自家撞着はなはだしい「棚上げ論」 188
南沙諸島への侵略史は、尖閣諸島の明日の運命 189
荒唐無稽な嘘八百、『アメリカに潰された政治家たち』 191
漫画以下、「岸信介は米国が排斥した」だって? 194
「ゾルゲ事件/下山事件/ロッキード事件は、米国が関与」だって? 196
石橋湛山や大平正芳──中国とソ連双方の工作員 199
日本人の常識だった「石橋湛山は中国の工作員」 201
マルクス・レーニン主義ではない共産主義者たち 204
中国はいまも“工作員”石橋湛山に感謝の弔辞を捧げる 205
第八章 北方領土の奪還を妨害する“情報ペテン師” 210
妄説「国後島、択捉島はロシア領」 210
間違いと知ったうえで大嘘をつく“悪魔のロシア人” 214
米国が継承した、吉田茂の留保演説 218
「南千島」は俗語、外務省や政治家はけっして使ってはならない 220
国後島・択捉島の日本帰属に全力をあげた米国政府 221
北方領土奪還の好機を無にした“ロシアの犬”鳩山一郎 226
吉田茂の「無交渉の交渉」か、鳩山一郎の「工作員に丸投げ外交」か 227
ロシアに喰らいついた毛沢東の辣腕 229
「平時」を「戦時」にすり替える、怖ろしい嘘プロパガンダ 231
安倍総理よ、機密保護法の制定を急げ! 234
「外国偽情報工作幇助禁止法」の制定も 237
おわりに 242
故・森山欽司先生(運輸大臣)の霊前に、本書を捧ぐ
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著者略歴
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中川八洋(なかがわ やつひろ)
筑波大学名誉教授。昭和20年(1945年)福岡県生まれ。東京大学工学部航空学科宇宙工学専攻卒、米国スタンフォード大学政治学科大学院修了。2008年3月に筑波大学教授を定年退官。専門は、国際政治および政治哲学&憲法思想。
著書はすでに60冊を超える。本書に関連する近著には、『中国の核戦争計画』(徳間書店)、『近衛文麿の戦争責任』(PHP研究所)、『山本五十六の大罪』(弓立社)、『地政学の論理』(徳間書店)などがある。
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所蔵
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国立国会図書館
都立中央図書館
都立多摩図書館
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情報元
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・初出
「“平時の領域防衛”を禁止するトンデモ自衛隊法を全面改正せずに、どうして尖閣諸島が守れるのか」、『撃論』第十号 ※「間宮重蔵」のペンネーム・・・・・・第三章
「尖閣侵攻を中共に手引く、”中共の偽情報工作員”孫崎享」、『撃論』第八号・・・・・・第六章
「”中共の工作員”孫崎享氏の対日宣伝(二)」、『撃論』第九号・・・・・・第七章
「”ロシア工作員”孫崎享氏の「悪の詭弁」をあばく(三)」、『撃論』第十号・・・・・・第八章
なお、初出の表記はないが、以下を参照のこと。
「“風船の灯”尖閣列島と国防忘却の日本」、『激論』富国強兵号・・・・・・第二章
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他文献
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・「領域侵犯 自衛隊法全面改正の法理」、199907『研究紀要』175
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備考
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・装丁;神長文夫・松岡昌代
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内容
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・当初のタイトルは『中国封じ込めの地政学』(仮)、2013年6月21日刊行予定、販売予定価格1890円(税込)
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更新履歴
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2013-06-17
2013-06-23 データ更新