『国民の憲法改正』
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〔副題〕 祖先の叡智、日本の魂
〔著者〕 中川八洋
〔シリーズ〕 -
〔出版社〕 ビジネス社
〔発行年〕 2004-07-01
〔ページ〕 270頁
〔ISBN等〕 4-8284-1127-5
〔価格〕 定価:本体1600円+税(1,730円)
〔箱・帯〕 箱:なし 帯:あり
〔体裁〕 A5判 22.0cm×15.8cm ハードカバー
〔図表〕 あり
〔注記〕 -
〔分類〕 図書
〔備考〕 -
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目次
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まえがき 光輝ある美しき日本の復活のために 3
第一部 正統の日本国憲法(中川草案) 11
日本国憲法(中川草案)
解説
現憲法の削除条項と大幅修正条項、および中川草案の新条項
第二部 「国民の憲法」の絶対三条件──皇室、国防軍、家族 51
第一章 「世襲の共同体」日本の皇統──天皇への崇敬は悠久の日本の礎 53
第一節 「女系の天皇」か、旧十一宮家の皇族復帰か
第二節 「開かれた皇室」論──生きているコミンテルン「三二年テーゼ」
第三節 皇位の世襲こそ、「国民の自由」の淵源
第四節 皇室の藩屏をどう再建するか
第二章 美徳ある国民、名誉ある国家──道徳の主体としての国防軍 89
第一節 吉田茂はなぜ、第九条堅持を選択したか
第二節 職務上の戦闘が殺人罪?──”軍人”でない自衛官の恐怖
第三節 南下するロシア、東進する中共
第三章 家族、家産、躾──家族は祖先と子孫を結ぶ日本永続の臍帯 103
第一節 家族解体イデオロギーで改悪された民法──日本の民法学界は共産主義者の巣窟
第二節 「婚姻は両性の合意」──スターリン憲法に見せられたロシア女の、日本人蔑視
第三節 夫婦別姓という「親子別姓」──戸籍の廃止と”家族解体”を狙う法務省民事局
第四節 「家族は保護され尊重される」──正しい憲法条文
第三部 国家簒奪・大量殺戮の思想を排除する──根絶すべきフランス革命の教理 129
第四章 「国民主権」は暴政・革命に至る──「デモクラシーの制限と抑制」こそ憲法原理 131
第一節 英米憲法は、なぜ「国民主権」を完全に排撃したか
第二節 「フランス革命の教理」を”憲法原理”だと詐言する「学者」たち
第五章 「人権」という、テロルの教理──文明と人間を破壊した「フランス人権宣言」 146
第一節 偉大なるバークと、その人類初の「人権」批判
第二節 オウム真理教のサティアン──日本の憲法学界
第六章 自由と人間性を侵害する「平等」──倫理・道徳の死滅を夢想したルソー 161
第一節 日本はなぜ、「フランス人権宣言」を嘘解釈するのか
第二節 自由喪失の危機に立つ「平等教」の日本
第三節 「個人の尊重」──倫理・道徳と自由を剥奪する危険思想
第七章 大量殺戮(テロル)を生んだ「政教分離」──無神論による神道・神社の撲滅運動 179
第一節 世界が拒絶する「政教分離」
第二節 皇室の祭祀と靖国神社──毒刃「政教分離」からいかに守るか
第四部 亡国に至る三つの憲法改悪──一院制、首相公選、地方分権 195
第八章 参議院の再生──「法の支配」の番人、国の伝統と慣習の守護 201
第一節 大量殺戮に走った一院制
第二節 英、米、仏に学ぶ第二院の神髄──デモクラシーから伝統を守る
第三節 参議院は改善できる──「法の支配」と第二院の復権
第九章 中曽根「首相公選」論の正体──スターリン型独裁への中間段階 217
第一節 「天才名優」中曽根康弘の「本籍」
第二節 死守すべき議院内閣制──「民意」という”自由の敵”
第十章 「地方分権」は、国家解体の極左革命 235
第一節 妄想「地方分権」に舞い上がった狂愚の日本
第二節 日本国の破産を狙う「財源移譲」──中央(国)と地方の、分断・対立から革命へ
第三節 「非国民」への参政権附与──新しい「反日」運動
附録 憲法改悪の『読売試案』──「護憲による亡国」から「改憲による亡国」へ 259
あとがき 「第二の井上毅」の育成こそ急務 267
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著者略歴
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著者紹介
中川 八洋(なかがわ・やつひろ)
昭和20(1945)年、福岡県生まれ。東京大学工学部航空学科宇宙工学コース卒。スタンフォード大学政治学科大学院修了。筑波大学助教授を経て、昭和62年に筑波大学教授となり、現在に至る。専門は、政治哲学・現代思想および国際政治学。
著書には、政治哲学・思想の分野では、『正統の哲学 異端の思想』(徳間書店)、『正統の憲法 バークの哲学』(中公叢書)、『教育を救う保守の哲学』(共著、徳間書店)、『保守主義の哲学』(PHP)ほか、多数がある。
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所蔵
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国立国会図書館 あり(請求記号:AZ-234-H11)
http://iss.ndl.go.jp/
都立中央図書館 なし
都立多摩図書館 なし
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情報元
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他文献
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・19840503『新・日本国憲法草案』(山手書房)
・19910926『新・日本国憲法草案』(山手書房新社)
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備考
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・本書は、《特に、この新版つまり第二巻は、紙幅すべてを憲法九条の改正問題に費やしてしまったために、他の改正すべき憲法条項にはまったく触れることができなかった。天皇、政教分離、国会、など他の条項に関する改正のあり方を論じない限り本書は未完であり、いずれそれを第三巻にして出版したいと考えている》(19910926『新・日本国憲法草案』山手書房新社、194頁)とある”第三巻”にあたる。
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内容
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・日本国憲法(中川草案)
前文
第一章 天皇 (1~10; 10)
第二章 国防軍と国際法規 (11~12; 2)
第三章 国旗および国歌 (13; 1)
第四章 日本国民の義務および権利 (14~29; 16)
第五章 司法 (30~36; 7)
第六章 内閣 (37~47; 11)
第七章 国会 (48~71; 24)
第八章 政党 (72~74; 3)
第九章 財政 (75~82; 8)
第一〇章 地方自治 (83~85; 3)
第一一章 改正 (86; 1)
第一二章 補則 (87; 1)
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更新履歴
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2013-05-25